「栗ごはんが食べたい」
という声に「私も!」「栗ごはんってなに?」「栗が入ってるごはんだよ」「食べたことな~い」「あれ、おいしいよね!」と栗ごはんを知っているのかいないのかは関係なく盛り上がる子ども達。
さっそく、富士公園へ栗拾いに行きました!
途中、「あ、このドングリはおいしいやつだよ」と知らされると、ドングリも入れようということになり、「ピカピカしてる!これおいしいよ!」「これ大きいから、おいしい!」「割れてるのはやめよ~」と子どもたちなりに”美味しいそう”なドングリを選んで集めました。
ドングリを集めながら歩いていると、ようやく栗を発見!
けれど、栗はイガに包まれ、探している中身(写真に部屋が貼ってある)が見えません・・・
「このトゲトゲの中に入ってるよ、出してごらん」と声をかけられると瞬時に手に持っていた毬栗を地面に置き、踏み始めた子ども達。
「手では痛くて無理だ。そうだ、靴履いてるから踏んで割ろう」という判断がとてつもなく早かったです。
そうして、小さいながらもみんなで栗を集めた子ども達の関心は”食べる為にこのかたい殻をどうやって取るか”ということに。
「ハサミで切れるかな」「ドリルならいいんじゃない?」「ハンマーでドンってやればいいよ」「また踏んだらいいよ」と色々な案が飛び出していた帰り道。
保育園に帰ってドングリを洗い、土を落としてタオルで拭いたら
いざ、殻剥き!
まずは爪でカリカリ引っ掻き、次に拳でドンドン、そして肘でゴンゴン。
それでも剥けず、固い栗やドングリを手に持って机にガンガン打ち付けたり。
「ちょっと、ドングリ痛そう」ということでタオルに包んで上から力いっぱい押す、という方法を試す子も。
帰り道で盛り上がっていた”殻の剥き方”はどこへらやら・・・
みんな夢中になって、自分の力だけで剥こうと頑張っていました。
どうにかこうにか、剥けたのは亀裂が入っていた小さなドングリが3つ。
栗もいくつか剥けたのですが、「剥けた!・・・・え、何も入ってない・・・」という結果に・・・。
それでも剥けた実があるのが嬉しいようで満足気に「剥けたね」「すごいね」と話していました。
栗ごはんはできなかったけれど、自分で考えて集めたり殻を剥こうとすることができて、とっても楽しかったね!